トキめく要素。

なんだろう。昔からそうだった。

豪華なお食事をご馳走してもらっても、
ステキなところへ連れて行ってもらっても、
優しく大事にしてもらっても、

「うれしい」とは思うけど、感謝はするけど、
「トキメキ」は、しないのだ。

どうやら私にとって、それらは
トキめく要素ではないようだ。

逆に「利用できる」って思う自分がいたり。
優しさを食い物にする女・・・。

いやいやいや、思うだけで
本当に利用したりはしませんよ？（念のため）

てか、疑うのかもしれない。
この人は「女に優しい俺」に酔っているだけかも、と。

じゃあ、どんなところにトキめくの？

顔？

イや違う。確かに顔はいいほうがいいが、
顔がよくても、いまいちノレない人もいた。

・・・どこに？
いや、そういうことじゃなくて。

じゃあ何、なんなの！

そして、気づいた。
ようやく気づいた、32歳夏。

私がトキめく要素は、ずばり

「笑いのツボが一緒」!!!

いやいやいや、わかってます、
ただ笑えるってだけで、
男を見てはいけません。

でも、ツボが一緒ってことは、
感性が似ているってことに繋がると思うの。
感じ方が同じって楽しい。
ハッピーアイスクリームな瞬間に（わかる？）
運命を感じてしまう。

細胞がどこかで繋がっている気がして、
もともとは同じところからきているような
深い絆を感じるのね。

笑いのセンスがよければいいほど、
さらに惚れこむ。師匠！と呼んじゃう。

もしや私は、この地球上に
「お笑い遺伝子」を残す為に
生まれてきた女か？とさえ思う。

稼ぎ方は知っている、
うまく生きる方法も知っている、
自分の身ぐらい自分で守れる、
大事にされる必要がない女だから、
あとは、私を笑わせて
毎日を楽しいものにしてくれたら、
それでよいのだ。

って、だからタマコに

「あんたは自ら不幸に走るタイプだね！
　大事にしてくれない男が好きだから。」

って言われるんだなー！