●18:00●
どんだけお産が進んでいるのかわからないまま、
まわりがバタバタと分娩の準備を進め、分娩台に乗せられた。

『何センチですよ~』とか言ってくれればいいのに、
不親切だなぁ~と思っていたけど、
どうやら赤ちゃんの心拍が下がってきたらしく
まわり騒然状態だったみたい。

早く赤ちゃんを出すために
陣痛促進剤、再び投与される。

子宮口全開

いきむ、心拍下がる、焦る・・・!

助産師さんに

『お母さん、赤ちゃんの心拍が下がってきています!
これから会陰切開と吸引をします!
いいですか、産むのはお母さん自身です。
私たちは少しお手伝いするだけです、
痛みの波が来たら思いっきりいきんでくださいね!!』

しかし、波が来ない。
痛みが来ないのだ。

あれ?来たかな??と思って
『来たかも?』と言ってはみたが、
あれ?遠のいた。さっきほどの痛みが来ない。
身体がマヒしてきたのか??
まだイキむには早いかなぁ~と思ったけど、
助産師、医師共にカモン!ヘイ!カモン!状態。

えっ、まあいっか、イキんじゃえ!と、
波は来ていないけど、イキむことに。

ウ~ン!と2回ほどイキみ、
3回目、あっ!ちょっと出口がキレそうで痛いけど、
ええい出しちゃえ!と切れ痔の時みたいな雰囲気で
えーーい!!とイキんだら、ジュルン☆と赤ちゃんが出てきた。

ふえっ・・ふぎゃぁ~~!!とすぐに鳴き声を上げ、
『あっ泣いた・・・』と一安心したら、涙がボロボロ。

分娩時間9時間58分 19時47分 3332gの男の子!!

うぁぁぁ・・・よかった。
ありがとう、ありがとう、ありがとう・・・・!

助産師さんに、医師に、夫に、
支えてくれてありがとう。

そして赤ちゃんに。
無事産まれてくれてありがとう。

とにかく感謝しかなくて、
泣きながら何度も『ありがとう』を連呼。

夫の顔をふと見たら、
目が真っ赤になって涙を浮かべていた。

うぁぁ。ほんとうにありがとう。

分娩中ずっと私の手を握っていてくれて、
おおきくてあたたかなその手、
交際を申し込まれたときに、
『この温かな手に捕まることに決めた』と思ったの、
やっぱり間違いないって何度も思わせてくれる、
だいすきな夫の手。

ほんとうにありがとう。

陣痛中もずっと力強く腰を擦ってくれて
今回は役に立ったよ、夫よ(笑)
居てくれて本当によかった。
(前回、擦り方がなってなくてイラッとしただけだった^^;)

胎盤も、すんなり出てきて、これには感動(笑
上の子の時は胎盤がなかなか出なくて、
助産師さんがお腹をぎゅーぎゅー押してきて
そりゃもう痛かったもんね。

赤ちゃんの心拍も正常に戻り、
私の胸元へ運ばれ、カンガルーケア。
スヤスヤと眠る赤ちゃん。

かっかわいい。
夫もカワイイ・・を連呼。

がしかし、この幸せな瞬間もつかの間・・・。

<つづく>

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