いのち。

2015年9月25日 日常
人によっては大丈夫なのかな、って思ってもみたけれど、
やはり悲しい結果になってしまった。


痩せ方がね、姉の時とよく似ていて。
気の張り方も。

まだまだ大丈夫よ、元気になる、がんばる、心配しないでって。

姉も、最後の最後まで頑張って、本当に立派だった。


ずっと書けなかったけれど、
姉は2年前の夏、他界しました。

卵巣がん、45歳になったばかりでした。

若すぎる死に、みな沈み、
3回忌を終えた今もまだ信じられない気分でいっぱいです。


「やっぱり癌は、癌なんだよね。」

という、先輩の言葉が沁みる。

勝てなかった。


父の時、病床でやせ細っても、
また復活するんじゃないかって思ってた。
医者は、もう数日です・・と言っても信じられなかった。

だから、さよならは言わなかった。

今までありがとうとか、
後の事は心配しないでとか、

医者はそういう言葉をかけろと言ったけれど、
そんなこと言ったら本当に死ぬみたいじゃん!
認めたくない!って、

いつもと同じように明るく元気に振る舞い、
「また来るね~!」と明るく病室を去り、
3日後に父は息を引き取った。


姉の時も、認めたくなくて。
お別れの言葉なんて、まだ生きているうちに言えるわけがなく。

当時妊娠8か月だった私のお腹を触りながら
「楽しみ楽しみ♪」と言ってくれた姉に、言えるわけがなく。

いつものように明るく世間話をして、
「じゃあまた来るね~」って、父の時と同じように去り、
翌日、姉は息を引き取った。


大切な身内を2人失って、
やっぱり、ガンはガンなんだって、
奇跡は起きないんだ、覚悟しなくちゃ、向き合わなくちゃ、
後悔しないよう、感謝の気持ちをちゃんと伝えなくちゃって、今は思う。


でもやっぱり言えないかもな。

でも逆にもし私が命に係わる病気になったら、と考えると、
うん、私ならみんなとちゃんとお別れを言いたいかな。
生前葬ってのをやりたい。

まだ元気なうちに、親しい仲間を集めて、
語り合い、お別れと感謝の言葉を言おうって
これで十分だから葬式には来なくていいよ、と。

そんな大騒ぎしたのに、なかなか死なないじゃんあいつって事になっても
まあそれはそれで幸せなことだしね。


命はいつまでもあるわけじゃない。

白髪になった子供たちを見たい、
パパと二人で年を取っていつまでも手をつないで歩きたい、

あの方の言葉が沁みる。

ほんとにそうだ。

命を大切に。
毎年ちゃんと検診を受けよう。
もし何かあっても初期のうちに対処できるように。

生きることに命をかけよう。

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